第30章 恋をする、別れ
美菜
「冗談キツイですってば…
ノアくんは毎日…遊郭に入り浸っているし、
千助さんは…いつも好きって言葉だけ…
もう2人にはウンザリなんです。」
ノア
『!!』
千助
『!!』
美菜
「縁も切ってもらって結構です。
それじゃ…そろそろ私は…」
良くしてくれた2人には申し訳ないけど…
自室へ戻ろうと2人の胸から離れると、
"ガシッ"
そんな私の手首を強く掴んだノアくん
美菜
「!!」
ノア
『行かせない。』
"バフッ…"
床に押し倒された
ノア
『こういうのあまり趣味じゃないけど…』
ノアくんは私の上に乗り…
美菜
「!!」
美菜
「やっ…やめてください!!
私は……
この先ずっと2人のうち1人なんて絶対に選べない
だから…離れたいんです!!」
ノア
『…煩い…喋るな…ッ…』
美菜
「ッ…!!」
ノアくんはグイッと腰を動かし私を突き上げる。
千助
「どちらか1人なんて選ぶ必要なんてないさ…」
ノアくんが私の体勢を変え、
千助さんに空いて居る方を向ける。
千助
「ンッ……」
美菜
「!!」