第27章 手加減しない節分
下を向きながらメソメソ泣いて歩いているノアを発見した。
頭に豆がたくさん付いている。
(さては他の野郎に激しく豆撒かれたかww)
俺は四つ足の加速を一層早め、
末吉
「ゔぉおーーッ!!!」
"ドンッ!!"
鬼の討伐なら手段は選ばなくて良いのだから、
タックルして押し倒した。
『ッ!!』
"バタンッ!"
ノアは簡単に倒れた。
末吉
「お前よぉ!え?超能力使えねぇーと、
自分の金玉すら守れねぇーのかょ!!!
ほらっ!金玉出せや!!直接豆撒きしてやらぁ!!」
俺はノアの下半身に前足を置くと…
ある違和感に気付いた。
(ん?ノアの野郎…着物なんて着てたか?)