第2章 薄紅色
雨の音でかき消えそうな小さな声が何処からか聞こえる。
(的確な指摘をしたのは誰…?)
私は気になって目だけで辺りを見るけれど、
声の主は見つからない。
ノア
『あー!なるほど!!💜
だからなかなか動かなかったんだねぇ〜
ごめんね、キミ💜」
(はぁ…やっと気付いてくれた。)
美菜
「 (´⊙ω⊙`) 」
男の子は私をひょいっと抱きあげると…
ノア
「いくよ。」
勢い良く走りだす。
(えっ!?まっ…待って!!そっちは!
そっちに行ったら!!
神楽殿から落ちちゃう!!!(;´д`)!)