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インソムニア.

第23章 触角が…





【コックローチ視点】




〜22:00〜




俺の名前はコックローチ。


今夜は人間の女を"抱かなきゃなんねぇ…"不本意だが仕方がねぇ…死なれたら胸糞だからな。


自分よがりの交尾になんないように気をつける予定さ。






コックローチ
「なるべく…優しくしてやんないとな…

アイツ…すぐ泣きそうだからな。」






ブツブツ言いながらも…


やはり一度抱くと決めた女の為に手鏡をみながら身なりを整えていく。


まずは命の次に大切な触角に、


排水溝に浮かんでいた"天然の油"を付けては脚で丁寧につけていく…


これは乾燥から触角を保護するだけじゃなく、


もっとも"敏感"でゴキブリの一番セクシーな部分でもあるから、


念入りに丁寧に仕上げていく。






"シャカシャカ…"






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