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インソムニア.

第17章 お見合い①





"ガタッ…ガタッ"





ゆっくり朧車が動き出す。







九尾
「名は?」





九尾は私の顎をくいっ摘むと、

自分の顔の側に寄せる。






美菜
「…美菜です…」







九尾
「美菜か…名前まで美しいな…

お前は綺麗で名前も美しい…私にピッタリだ」







美菜
「…あ、有難き幸せです(;´д`)はぃ……」

←緊張して言葉が変になる。







九尾
「…ふっ……お前は、

綺麗で美しいだけじゃなく楽しい奴だな。

お前と過ごす毎日は、なかなか楽しそうだ。」







九尾は似合わない笑みを浮かべた。








美菜
「…(・Д・#)…」









その笑みは、まったく怖くなかった。

無邪気…そんな言葉がピッタリな感じ…



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