第16章 激おこプンプン丸
"ガラガラガラガラッ"
千助さんの家にからヒッソリ抜け出してきた事を
すっかり忘れていた私達は、
玄関から堂々と帰ってきた。
ノア
『ただいま💜』
美菜
「ただいま帰りました。」
神無
「お邪魔しまーす。」
玄関の戸を開けて中へ入ると、
いつもと雰囲気が違っていた。
(あれ?囲炉裏の火がついてない…)
最近は夜になると冷えるからと、
千助さんは必ず夕刻に囲炉裏に火をつけるのが日課だったはず
私は心配で、
千助さんを探す事にした。
ノア
『美菜ちゃん、俺…
自分の家に帰らないといけない用を思い出したんだよね。
ついでに神無も連れていくよ、千助に迷惑だと思うから。
そーいう事だから…それじゃあ……( ◠‿◠ )』
(え?なんで急に??
って言うか…そのワケあり笑顔はなに!?(;´д`))
ノア
『ほらっ!神無くん行くよ💜』
神無
「あっ…は、はい神様。」
美菜
「え?ちょ…まっ、まって!!!」
"ガラガラガラガラッ…バタンッ"
美菜
「いっ……行っちゃった……(;´д`)」
(もうっ!)
怒っていても仕方がないから、
気を取り直して千助さんを捜すことに。
美菜
「よいしょ…」
着物は囲炉裏近くの戸棚の上に一旦おいて、
囲炉裏の火をつけて…
大捜索が始まった。