第15章 逃避行
神無
「お前の言う通りさ…
村人に見つかったら美菜を守れる自信がない!
だから…
お前に守ってもらいつつ美菜の側にいる!」
ノア
「…(・Д・)はぃ?…」
美菜
「…(・Д・)えっ…」
そして神無くん、
ノアくんの足元で土下座をした。
神無
「どうか山の神さま!!
俺も…俺も一緒に連れて行って下さい!!」
ノア
『ちょっ…:(;゙゚'ω゚'):しぃーーっ!!
声でかいってば!!』
神無
「どうか!神よっ!!!
俺を美菜と一緒に!!!神よーーっ!!」
どんどん声のトーンを上げていく神無くん
ノア
『なっ、なにこの子!??
なんなのこの子!!:(;゙゚'ω゚'):
美菜ちゃん!こ、殺して良い!!?』
普段のノアさんからは想像出来ないほどのテンパり具合に、私もテンパる。
美菜
「神無くん!おっ、落ち着いて!!」
神無
「落ち着けるかよ!!!
せっかく好きな女と一緒に居られるチャンスが
もう一度転がって来たってのに!!!
やーーまーーのーーかーーみーーよ!!!!」
ノア
『勘弁してよっ!…分かった!!分かったから!!
一緒に連れていくから!!
しっーーーーっ!!!!!静かにしろって!!』
(お、折れた…ノアくんが折れた!!)