第15章 逃避行
夕刻までどうしようか2人で思案していると…
ノアくんが気になる話しを私にしてきた。
ノア
『つい2日前からかな…
あの廃神社に男がやってきては
"返せっ!返せっ!"って朝から晩まで叫んでいて、
山の神が煩いって嘆いてる…
なに?"あの村"の住人って変人ばっかなん( ◠‿◠ )?』
←💜なしの早口言葉で淡々と話す時は大抵、
悪意がある発言の時。
美菜
「…ど、どうかなぁ(;´д`)」
(私を含めてって言ってるんだよね?
その笑顔がハッキリそう言ってるよ!!
それに変人って…ノアくんにだけは言われたくなかったよ!)
ノア
『気になる?💜』
美菜
「…うーん…」
ノア
『そっか!
じゃあ、暇つぶしに見学しにいこっ💜』
美菜
「え!?わたし…なんにも………」
ノア
『 いくんだよ( ◠‿◠ ) 』
美菜
『はっ!はぃ……:(;゙゚'ω゚'):』
無理矢理、人間界に連れて行かれる事になった。
(あれ?二度と戻れないって言ってたよね???)