第12章 ヤドカリ
"モゾモゾッ…"
千助さんが居なくなったのを確認してから
もうすっかり薄汚れた入院着を脱ぎ捨て、
私は裸になった。
屋外で裸なんて初めてだから、ちょっと照れるけど…
美菜
「よし…入ろう…」
"ちゃぷん…"
冷たいから慎重に足の指先からゆっくり入る。
美菜
「んッ……(;´д`)」
冷たくて変な声が出てしまう。
(…川風呂を舐めてた(;´д`) )
美菜
「ゔぅっ……」
時間をかけて…ようやく下半身だけは全て入った
川の深さは私の胸下辺りまであった。
(これ…毎日かぁ…千助さん凄いなぁ…)