第11章 刻印
番(つがい)
「さて…
美菜さん、右腕を出してごらん。」
美菜
「あっ…はぃ。」
私は青鬼さんから貰った金棒を地面に置くと、
私は入院服の右袖をたくし上げ番(つがい)さんに差し出した。
番(つがい)
「我…番(つがい)の手により、
妖界の住人として認める証を美菜の腕に刻む。
いでよ!刻印!」
そう番さんが叫ぶと…
"タッタッタッタッタ…"
?
「はぁはぁはぁ…アナタ!こ、刻印!!」
美菜
「(´⊙ω⊙`)」
背中に赤子を背負った女性が、
息を切らしながら鳥居横に隣接する家から飛び出してきて…
"ポトッ"
番さんの手の平の上に置いた。