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インソムニア.
第1章 通称地獄谷
美菜
「…む…無理だよ……」
神無
「なんで?」
気持ちは嬉しいけど
いつも意地悪な神無くんの口から
そんなセリフが出てるくるなんて…
…何かおかしい…
美菜
「私のこといつも馬鹿にしてるのに急になに?
なんか怪しい…。」
私は自然と神無くんの側から離れる。
神無
「怪しい?
なにが怪しいんだよ。深読みしすぎだ…
ほら…こっちに来い美菜」
神無くんは男らしい手を私に差し出してきた。
美菜
「ごめんね!」
私は手を差し出さずに逃げ出した。
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