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インソムニア.
第4章 還るところは
美菜
「…………」
狂ってる。
こんなに悲しい気持ちなのに、
ノアくんの姿に見惚れている自分がいる。
見たこともないくらい綺麗な白い肌と
銀薄桃色のミディアムヘアーの髪が風に揺れて、
全部が綺麗に見えて仕方がない…
(この惹きつけられる気持ちは…いったい…)
ノアくんに気付かれないように、
私は自分の胸をそっとおさえる。
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