第1章 通称地獄谷
神無
「…お前みたいな馬鹿、
どうせ村の外に出たって嫁の貰い手なんて見つけられない。」
美菜
「(´⊙ω⊙`)」
神無くんは私の目の前に立ち直し、
うっすら馬鹿にした表情で私を見下し話し始める。
神無
「それなら、
お前の最も近くにいる優秀な男の嫁になればいい。」
美菜
「近くにいる優秀な男…(´・ω・`)?」
神無
「そう。
その近くにいる男は愛がない結婚をしたとしても、
嫁には絶対に飲食住を困らせないようにする自信はある。」
美菜
「…?
誰の事かなぁ…(´・ω・`)
もしかして平次さんのことかなぁ…」
※神無の兄