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黒い薔薇(ごちゃ混ぜ短編集
第7章 今宵の月に【太宰治】
詩乃side
『太宰さーん?聞いてますかー?』
治「嗚呼!勿論だとも!詩乃の話を聞かないわけがない」
『じゃあなんで行かないんですか?』
太宰さんは驚いた顔をして
目を二、三度ぱちぱちすると
にっこり笑って
治「中也に呼ばれて私がそう簡単に行くと思うかい?」
『なっ!中也先輩に怒られますよ?』
太宰さんは首をかしげて
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