第5章 Sugar5
「んーりゅーじさん・・・。」
「眠くなった?寝る?」
「まだ、りゅーじさんとお喋りしたーい。」
もう目が開かないけど、まだ寝たくない。
流司さんといろんな話したい。
「なぁお前さ、前に起きないとちゅーしちゃうぞってやつやってたじゃん?今やったら、可愛いんじゃない?」
「え、なにそれ、流司。ずるい。」
「え、ずるいとか・・・。てか、こいつ言えてなかったし。」
私の黒歴史、暴露しやがった。
あれはまじで、恥ずかしかった。
「りゅーじさん起きてるもん。」
「おやすみ。」
して欲しいんだ。
でもまた、可愛くないとか言うんでしょ・・・。
まぁいいや、ちゅーしたい。
「りゅーじさん、起きないと・・・ちゅー、しちゃうぞっ!」
「・・・」
して欲しいんだ?
ほんとにしちゃうよ?
ゆっくりと顔を近づけていった。
「はーい、ストップ。」
あの時と同じように、口を押さえるから睨みつけた。
「・・・・・・心羽、ベッド行く?」
「あかーん!!」
「流司ダメ!!可愛過ぎてもダメ!抑えて!」
「流司くん、僕らいるからっ!!」
必死に止める、鳥越さんと麻璃央さんと小越さん。
「いくー。」
「心羽ちゃんもダメっ!」
「むぅ、つばささんのケチ。」
「ケチとかの問題じゃない!酔った勢いでしていいの?」
流司さんにもっと気持ち良くしてもらいたいんだもん。
ほっぺをぷくっと膨らませた。
「ぶっ!」
流司さんにほっぺをぶにゅっとされて、口の中の空気が漏れて、音が出る。
「怒んな。二人っきりの時しような。な?」
「私のナカ、入る?」
「ぶふっ!」
「ちょっ、麻璃央汚ねー!!」
なんか、麻璃央さんが大地さんにお酒をぶちまけたみたい。
口から・・・。
「ゴム買ったらな?」
「はーい。」
優しく頭を撫でてくれる。
なんか、今日の流司さんいい!
頭撫でられるの好き。
「お前らまだしてない?」
「さぁ?」
「流司のバーカ。」
「心羽もう寝るぞ。限界だろ?」
「シカトですかっ!?」
麻璃央さんうるさい。
目が開かない。
彼が優しく私を持ち上げて、ベッドに運んでくれた。