第17章 お守り

「キレイでしょう」
「そう、ですね…」


…なんか。勘違いじゃないと思う。俺、コレ見たことあるような…


「五色のストラップ。フフ。この芋虫っぽいのがまたカワイイのよね♪」
「…」

芋虫。五色。ストラップ。



うん。

なんっか見覚えあると思ったけど


コレっ、俺らのコンサートグッズじゃね！？見覚えどころの騒ぎじゃないよ！？


や、でもまさか。そんな。しかもこれ結構前の…2007？8年くらい？や、あった。芋虫柄のグッズ、あったって！確かあった！！

てことは…


えええ――――っ！マジッ！？



「『それぞれの色がいろんな力をくれるんだよ』って。姉様おっしゃってた。だから私、こうしてお守りにして…」
「あのっ。お嬢様、それちょっと詳しく見せていただいても…」
「ダメッ！触んないでっ」
「！も、申し訳ありませんっ」
「あ…。ごめんなさい。でもこれは大事なものだから。誰にも触らせないって決めてるの。だから櫻井でもダメ」
「…そう、ですか」
「さ、続きしましょ」
「…」


まあ、別におかしくはない…か？だってこれ、俺の夢だし。嵐グッズが出てきたってそんな、驚くことはないか。マツジュンも勝手に出演させちゃってることだし…。


うん。変ではない。俺さえ忘れてたようなだいぶ昔のものではあるが、それだってちゃんと記憶の中には刻まれてるシロモノだしな。うん。


てか、そうなってくると何？お姉様…嵐ファンって設定なの？(笑)


あ～…やっべぇな。いよいよ“嵐による嵐持ち上げ傾向”、滲み出てきちゃった？(笑）

それも、あろうことか…


夢の中でまでっ！！(後ほどネタにでもしよう)