【S】Moebius Ring~目覚めたら執事!?~
第7章 経過報告
にしても、この白い破片は一体…。
「…」
内装工事に使う何かか?でも、何かこういうの、つい最近どっかで見たような…。
考えながらぼんやり食卓を眺めた。大きすぎるテーブルに優雅に並んだ料理は、どれもシェフの自信作。
シーフードサラダに季節の野菜のポタージュ、チキンのロースト、フルーツ盛りだくさんのプリンアラモード…
あ~、どれも超うまそ~。さっき食ったばっかなのに、見てるだけで腹減ってくる。い~な~お嬢様って。こんな美味い飯いっつも食えて…。俺の昼飯なんてアンパンに牛乳だぜ?ま、『これが捜査スタイルだろ!』ってセレクトしたの俺だけど。マツジュンは相変わらずマイペースに持参したゆで玉子やらササミやら食ってたし…。
ん?
櫻「あああっ!」
美羽・松「えっ?」
櫻「これっ、もしかしたら…殻じゃないですかっ?」
美羽「殻?」
ゆで玉子!そうだわ、卵の殻だよ、コレ!