第1章 大親友の壁
まさかドンマイなことに次の日も一緒に仕事か…
肩を落とし気味に楽屋に入る。
雅紀「おはよう、ニノ。」
和也「うん…」
なるべく相葉君の顔を見ないように離れたところに座った。
他のメンバーも気づいてる。
俺たち二人に何かあったって…
なんかゲームする気もなれないし、たまには雑誌でも読むか…
雑誌をめくっていると相葉君がインタビューを受けているページに目が入ってしまった。
はぁ…やだな…
いつも相葉君の写ってるやつを見ると直ぐ手が止まっちゃう…
またページをめくろうとした時、
和也「いっ…」
ページの紙で指切っちゃった…
ついてないな…
雅紀「ニノ、大丈夫?」
相葉君が近くに来て手に触れたから、
バッァ!
和也「洗ってくる…」
直ぐ離れて楽屋を出てトイレに駆け込んだ。
手を洗ってたまたまポケットに入っていた絆創膏を貼った。