第5章 ハッピーホワイトデー
ソファーに座って聞くと、
雅紀「えっ?」
和也「だからホワイトデーのお返し。用意してくれたんじゃないの?」
雅紀「リーダーから聞いたの?」
和也「正確には大野さんから翔さんに渡って聞いた。」
雅紀「そうだったんだ…」
和也「まあ、あげたくないならいいけど。俺は別に貰ったもの返したりしないし…」
雅紀「うん…」
彼が持ってきてくれたものは小さな紙袋だった。
開けると綺麗な黄色のブレスレットだった。
雅紀「俺は緑色で同じブレスレットなんだ。これで離れていてもずっと同じ気持ちで居られるようにって思って…ホワイトデーのお返しだけど重いかな…?」
和也「別に…重くないと思うよ…」
むしろ嬉しいし…
彼が俺の右手首に付けてくれた。
雅紀「うん、綺麗。似合ってる。」
俺も彼の右手首に付けてあげた。
和也「似合ってるよ。相葉君も。」
雅紀「うん!」
彼にギュッと抱きしめられて、目を合わせる。
雅紀「和…」
名前を呼んでそのまま唇を重ねた…