第3章 波乱
「見ぃ~つけたぁ!(`_´メ)」
突如、後ろから大きな聞き覚えのある声が聞こえてきた。
羅夢音だった。
リョーマは驚いて羅夢音を見つめた。
「ちょっと!こんなところで何やってるの?不二先輩が心配してたよ?」
羅夢音が手を腰に当てて言った。
(……え?不二先輩が……?羅夢音は……?)
リョーマは混乱して固まった。
「……もちろん、私も心配したよ……///?」
羅夢音は小さな声で言った。
(羅夢音……俺のこと、心配してくれてたんだ……)
リョーマは笑顔になって立ち上がった。
「良かった……」
リョーマが羅夢音を抱き締めようとすると、
羅夢音はよけた。
リョーマがショックを受けていると……
「今日のリョーマくん…変だったよね?」
羅夢音は心配そうにリョーマに言った。
「え?俺が……?」
リョーマは不思議そうに羅夢音を見た。