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此処にある音色

第6章 ナイト?


『ふーん…1曲弾いてみろよ』

聞き終えたは静かにそう言った

春歌「はっはい…!」

が、指が震えて上手く弾けない
ピアノを弾くことを恐ていた

『…お前の好きな曲は?』

春歌「え?えっと"きらきら星"でしょうか…」

春歌の座っていた横に座り弾き始めた
楽しそうに聞いてるほど弾きたくなる

『ゆっくりでいいから"きらきら星"弾いてみろ』

そう言うと椅子から立ち上がりヴァイオリンを手に持った
二人の"きらきら星"が重なり合う

春歌は王子様みたいと思ってしまった
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