第2章 【R18】少年とフェンリル
「……っ!あー、もう!優しくしようと思ったのに、何でそういうこと言うんだよ…!」
『…も、優しくなくてい…からっ…フェンリル……っ』
「……はぁ、…後で、文句言うなよ…っ」
そう言ったフェンリルは荒々しく、でも愛おしげに私の口を塞いだ。そして、私の力が抜けたのを確認し、自身の欲望を蜜口に当てがって一気に私を貫いた。
『…っん、っあ…っフェンリル…っ』
「…っ、く…っは……」
フェンリルはいつもより余裕のない表情で私を見つめた。その瞳は熱く、奥には隠しきれない欲が現れていて、私は腕を伸ばしてフェンリルを引き寄せ、キスをした。
『…フェンリル……もっと…』
「…っ、どんだけ煽れば気が済むんだよ…っ」
『…ひぁっ……』
最初はゆっくりと優しかった動きが、激しくなり、私ははしたない声をあげながら、その言葉しか知らないというように恋人の名を呼び続ける。
『っあ…フェン…リル……っ、フェンリル……っ』
「…っ……エル…好きだ……愛してる…」
『ん…っ、私も…、私も……愛してる…っ』
耳元で聴こえる恋人の甘すぎる言葉に答えながら、2人で一緒に絶頂を迎え、私はそのまま意識を手放した_____。
『…ん……』
「ん?…起きた?」
少し肌寒さを感じて目を開けると、私の顔を覗き込んで優しく微笑むフェンリルがいた。
『うん…、ごめん…寝ちゃった…』
「無防備な寝顔が見れたから、俺には得でしかなかったけど?
それに…いつもより激しかったからな、身体、辛くないか?」
フェンリルの言葉に、私はさっきまでのことを思い出して、思わず広い胸に顔を埋める。
『大丈夫だ…はっくしゅっ』
言い切れずにくしゃみが出てしまう。
フェンリルはふふっと笑って、
「今日は寒いもんな、もう1回…暖まる?」
その言葉の持つ意味を理解した私は顔を上げて、いたずらっ子の顔をした恋人に、返事代わりのキスをして、彼の顔の真似をする。
窓の外では雪がちらちらと降っていて、月だけが私達の
甘くて幸せな夜を優しく見守っていた_____。
おわり