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第13章 二重螺旋 by millie
力が抜けた躰を反転させ四つん這いにさせる。
縛られた腕のせいで腰だけが上がった状態の雅紀の蕾にローションを垂らす。
少しずつ慎重に指を使って固く閉ざした蕾を綻ばす。
徐々に増やす指に比例して上がる嬌声。
「潤、潤…」
切なげに俺の名を呼ぶ雅紀。
「雅紀…好きだよ。愛してる」
思わず漏れた本音。
薬でわからなくなってるまーにはきっと届かないから…。
今だけは本音を吐露するのを赦して…。
「まー、そろそろ挿れてもいい?」
「ん。でもこのままはやだ…
潤の顔、みせて」
バックからの方がと思ったけど雅紀に従う。
「潤、大好き…」
伝わったの?俺の気持ち。
潤んだ瞳で縛った腕を伸ばして言う雅紀。
「これ、はずそう?」
拘束された腕を見ているのが辛くなって返事を聞く前に解く。
「まー、愛してる」
雅紀の中に挿入りながら囁く。
「俺も…」
雅紀の声に俺たちの罪が甘く溶ける。
ゆっくりしたリズムから徐々に上がるテンポ。
二人で堕ちていった。