• テキストサイズ

dear my teacher..

第2章 国語教師×まつもと先生


「授業始めるぞー、はい席ついて」


女子は口々にきゃー、だのわー、だの黄色い歓声をあげる。


「じゃあ宿題で出してた問題、当てるから前出て書いて」


女子は皆当てられたい♥って顔で、男子は皆やばい、って顔してる。

因みに私は勿論、やばい、って顔。

ていうか、まずい。宿題、やってきてない。
だって塾の課題でいっぱいいっぱいで。それどころじゃなくて。




「つーかお前らちゃんとやってきた?やってきてなかったら…ねえ、どうなるかわかってるよね」


にやにやと意地悪な笑みを浮かべて松本先生が問いかけると、
それさえも、かっこいい…♥と卒倒しそうな女子たち。


うー。来い、宿題の神様。私に力を分けてくれ。

当たるな、当たるな…


/ 79ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp