第2章 国語教師×まつもと先生
「やばい!次松本先生だ!」
「やーマジどうしよう、席替えして一番前になってから初なんだけど!超緊張する~~」
「今日先生と目あうかな~♥」
にわかに浮足立つ教室の中。
女子は皆せっせと髪やらメイクやらをチェックしている。
「ねね、 、私髪だいじょぶ?変になってない?」
『…あーはいはい、だいじょぶ可愛いよ』
「よかった~、今日松本先生の授業あるから髪巻いてきたんだ♪」
松本先生。
とにかく格好良くて、授業も丁寧で、
ちょっとSで俺様なんだけどそれもたまらない…と、
特に女子から絶大な支持を受ける、うちの学校で一番の人気の先生。
正直私はあんまり興味ない…っていうか、
今はとにかくそれどころじゃない。
あーだめだ。今日やっぱり眠過ぎる。