第5章 第5話
翔「骨髄移植は20歳以上でないと出来ないんだ…」
20歳…舞ちゃんはまだ18歳…
雅「そんな…他に方法はないの!?」
翔「可能性は低いけど、今度父さんと母さんも適合するか調べるって…」
雅「俺も調べる!」
俺の言葉に翔ちゃんは少し驚いた顔をしていた
翔「雅紀…ありがとう…でも無理だよ…赤の他人が適合する可能性は数百分の一…」
雅「それでも0じゃないんでしょ?少しでも可能性があるならそれに賭けてみても良いじゃない!」
翔「雅紀…」
俺は泣き続ける翔ちゃんの身体を強く抱き締めた
雅「頑張ろう翔ちゃん!何もしないで諦めちゃダメだよ!俺に出来ることなら何でもするから!」
翔「…うん…うん…」
…神様酷いよ…翔ちゃん何も悪い事なんてしてないのに…
お願いだから俺から翔ちゃんを奪わないで!