第5章 第5話
行為後、ベットの中で翔ちゃんはキツそうにしていた
ソッと身体に触ってみるとやっぱり熱かった
雅「翔ちゃん、やっぱり熱がある…何でそんな状態の時に…」
翔「・・・」
翔ちゃんは俺の胸の中でうずくまったまま、何も答えなかった
…何も言いたくないのかな…
無理強いはしたくなかったから、とりあえず翔ちゃんを休ませようと思い翔ちゃんの着替えを取りに動きかけたその時、突然翔ちゃんが俺に抱き付いてきた
雅「翔ちゃん?どうし…」
翔「…した…」
雅「…え?」
あまりに小さな声で聞こえなかったけど…
翔ちゃん…泣いてる…?
翔「…今日…病院で言われた…再発してる…って…」
…え?
再…発…?
雅「う…そ…嘘でしょ?まさかそんな…」
俺は翔ちゃんの口から「嘘だよ」って言ってくれるのを待っていた
でも翔ちゃんは顔を左右に振っていた
その目からは涙が溢れていた