第9章 再会
ーー
案「ここでございます。」
案内人が部屋の前に止まり、ドアを開けた。
すると、中はかなり豪華な部屋だった。
ただ、ベッドが一つしか無かった。
案「すみません。他の部屋が無く………。」
頭を下げる案内人に
レ「大丈夫ですよ。こちらもこの人数で来ることは伝えておりませんでしたし。部屋を借りられるだけで、充分です。」
案「………ありがとうございます。」
ペコッと頭を下げる。
案「それでは、ごゆっくりしてください。ご用の際は、宮女をお呼びください。」
レ「はい。わかりました。どうもありがとうございます。」
それでは。と言って、案内人は去っていった。
すると、ライが
ライ「姫様。少し、留守にしても良いですか?」
と聞いてきた。
レ「良いけど………どうして?」
ライ「用事が出来まして………。」
怪訝に思ったが承諾をした。
レ「わかったわ。じゃあ、夜までにはこの部屋に戻ってきてね。」
ライ「はい。」
そう言うと、ライ達はどこかへ行ってしまった。
何しに行くのかな………と思いながら、部屋に入った。