第5章 暴走
「……………う……」
目を覚ますと、家に居た。
(………レイラは……?!)
起き上がろうとすると、レイラが入ってきた。
「ジャーファルっ!!」
涙目で俺の方に駆け寄ってくる。
「良かった………!!目が覚めて……!!心配したんだよっ?!うち、助けに来てくれたのは嬉しかったけど……!ジャーファルが倒れちゃ意味無いよ………!!」
泣きながら訴えてくる。
それが、愛しくて………可愛くて……………………壊したくなってくる。
「うっ………あ……あ"あ"ぁぁぁあ"っ!!!!」
「?!ジャーファルっ?!どうしたのっ?!しっかりしてっ!!」
(駄目だっ……………!!)
「に…………ゲろ…………!!」
「なっ………?!」
プツッ、と理性が飛んだ。