第20章 20
「そうだよ。覚えててくれてたんだね。風磨。」
「当たり前。だって、何回か遊んだりしたじゃん。それに、中島の大事な幼なじみだろ?忘れるわけねぇって。」
話し方も昔と変わってなくて
私は少し嬉しくなった。
「あのね、健人、風磨…次に会ったら言おうと思ってたことがあるの。」
2人は、私の方を向いた。
「何?改まっちゃって。」
健人がそう言って笑った。
「いつも、テレビ見てて思うの。風磨と健人が2人で頑張ってる姿は、本当にキラキラしてるよ。」
「何、いきなり…」
「だから、絶対に2人は同じグループでデビューしてね!ずっと2人で頑張ってね。私、っていうか、幼なじみにできることならなんでもするから。」