Why大奥!?Trafalgar医院【ONE PIECE 】
第3章 訪問者
「……っは…」
ローは一気に息を吐き出すと同時に、一際強く穿つようにナツの身体を突き上げた。
「……ッ!」
ビクビクと脈打つ塊から、熱い飛沫が放たれる。
体内に注ぎ込まれるそのリアルな感覚に、ナツはきつく目を瞑った。
朦朧とする意識の中、瞳を閉じたその先に
懐かしい彼の姿が、見えたような気がした。
「まだ、終わってねェよ」
聞こえてきたその言葉に、眠りにつこうとしていたナツが慌てて目を見開く。
歪んだ笑みで見下ろしてくる彼の瞳にはっきりと感じられる色欲。ナツの表情は青ざめた。
気だるい体に鞭を討ち逃れようとする所を、強引にうつ伏せに転がされる。
腰を抱え込まれ背後から貫かれるその感覚に、ナツは掠れた声をあげた。
あぁ、今日はもう終わった。
激しく打ち付けられるその感覚に、引きかけていた快楽が身体を支配していく。
きっとすぐには解放されないだろう。
彼が満足するのが何時になるか分からないが、それまで私が持つだろうか。
淫らな水音と、落ちてしまいたい意識とは裏腹に口から漏れる喘ぎ声。
ナツはゆっくりと瞳を閉じた。
先ほど一瞬だけ見えた彼は、誰だったのだろうか。
抵抗もせずされるがままのナツは
朦朧とする意識の中で、彼の姿を探した。