Why大奥!?Trafalgar医院【ONE PIECE 】
第5章 激情
ローが腰を打ちつけつつ背中に己の証を刻んでいると、視界の端に僅かな切り傷を見つけ眉間にシワを寄せた。
前回の時はなかったはずだ。
明らかに刃物で付けられた形状のそれは、もしや先日のナツを連行して行ったらしい看護師達がやったのだろうか。
ローは舌打ちをすると、その傷口に噛みついた。
彼女を傷つけていいのも、愛していいのも
自分だけだ。
噛まれた痛みでナツから違う色を帯びた悲鳴があがるが、そんなことはどうでもいい。
ローはナツの身体全てを貪り尽くすように、攻め立て続けた。
「っは、もっ…やぁ…!」
手加減することなく、体内の奥深くを突き上げる。
ナツの口から限界を訴える声が上がった。
ローはそんなナツの姿を背後から視界に収めると、腰の動きを早めてより奥深くを抉る。
「っふ…あぁ…!?」
悲鳴と共に膣壁がビクビクと波打つ。
纏わりつく壁が自身を強く締め付けるその感覚に、ローは荒く息を吐いた。
狭い肉壁はローを深い快楽へと誘う。
「……っく」
そして膣壁の刺激に耐えきれず、猛り切った自身が大きく脈打った。
「っはぁ…んぁ…」
最奥に劣情を叩きつけられる感覚を感じながら、ナツはゆっくりと瞳を閉じていく。
行き過ぎた快楽は、彼女の体力を根こそぎ奪い、闇へと引きずり込んでいった。
「ーーーっ」
意識を失う瞬間、彼が何かを言っていたような気がするが、それを聞き取ることは出来なかった。
最後に見えた彼の表情が悲しげなものだったのは、気のせいだろうか。