第10章 IH予選
そしてやってきたIH予選。
うちはシードだから、千川北と大岬の勝った方と2回戦からの試合だ。
そしてこのブロックには、烏野もいる。
だからなのか、トーナメント表を見た時から徹はずっと…
及「ふふ、ふふふふ…」
気持ちわ…いや、うん、やっぱり気持ち悪い。
岩「気持ち悪りぃ」
はじめが何回殴ったことやら。
及「酷いなぁっ!だって…烏野だよ?飛雄が同じブロック…ふふふ」
飛雄を叩き潰すの楽しみだなーってニコニコする徹から、一歩離れるはじめ。
岩「やっぱ気持ち悪りぃ」
及「岩ちゃん酷いっ!」
花「同感」
及「ちょっ…」
松「同感」
及「ちょっと…」
貴大と一静も徹から離れるから、
『同感』
及「ユキちゃんまでっ…!?」
私も離れたら…泣き崩れた。
岩「放っといて行くぞ」
はじめの一言で、仙台市体育館の中に入っていく。