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【HQ】まいすくーるらいふ

第5章 怪我


部活後の部室には、レギュラーメンバーが集まった。


『徹は軽度の捻挫だって』

及「ほらー、大したことなかったでしょ?」

『このまま続けてたら酷くなってたらしいけどね』

及「ちょ…ユキちゃんっ!」

岩「おーいーかーわー!?」

及「ごめんっ…ごめんって!ちゃんと部活は見学してるから…っ」


じゃれあってる?徹とはじめは放っといて話を続ける。


松「じゃあ及川は練習試合無理じゃね?」

花「セッターは矢巾か」

矢「俺っスか!?」

『うん。秀しか居ないでしょ』

岩「セッターは矢巾で、後はいつものメンバーだろうな」

あ、戻ってきた。


及「だろうね。…で、さ」

徹と目が合う。

あー…はいはい。ここで言うのね。


『これ、でしょ?』

ブレザーを少し捲って包帯の巻いてある手首を出す。

3年はみんな頷いてるじゃん。やっぱみんな気づいてたんだ。


すると突然、顔を顰めてる英の隣で勇太郎が、あっ!と声を出した。

金「それってもしかして、この前の…」

『あー…勇太郎は知ってるの?』

国「俺が行くまで一緒に居たんで…見てたかも」


そゆことね。と納得して、あの時の事を簡単に話す。





『で、英に助けてもらったの』

及「国見ちゃんナイス!」

松「塩キャラメル奢ってやる!及川が」

花「他にも欲しいものあれば奢るぞ!及川が」

及「まっつん、まっきー、俺に酷くないっ!?岩ちゃん助けてっ!」

岩「これで好きなもん食え」

及「ちょっと岩ちゃん!それ俺の財布だよね!?」

国「ゴチでーす」

及「国見ちゃんっ!?」


花「で?ユキは何で黙ってたの?」

『心配かけたくなかったから』

松「結果は?」

『心配かけてるね。ごめん』

及「でも、大事にはしたくないんでしょ?」

頷くと、はじめの大きな手が頭に乗る。

岩「次はねぇからな」


ふふ、みんな優しいな。

そんなみんなが大好きだ。

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