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第23章 23


朱音side

校門に着くと晋助が不機嫌で待っていた

『遅くなってごめん!』

開口一番に謝ったのが効いたのか頭を下げたのが効いたのか分からないけど、いつものように鼻をフンとならして、着いてこいと言わんばかりに歩いていった

あたしもそれに続き晋助の横を歩く

『今日はどこに連れてってくれるの?』

「来れば分かる」

たったこれだけの会話だけど、あたしたちの会話の中には言葉以上のモノが詰まっているような気がする

晋助との沈黙は苦じゃない

むしろ好き

だけど何故か今日は喋ってしまう

「…緊張してんのか?」

…そうかも



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