第21章 21
朱音side
家に帰る途中、葉ファミリーとお父さんとで公園に寄った
そこであたしはずっと考えてたことを話す
『お父さん、あたし明日お父さんと一緒にアメリカ行く』
「「「「…え?」」」」
そこにいた誰もが同じ反応をした
『お父さん、少し痩せた。ちゃんと食べてない証拠だよ!だからあたしが休みの間だけでもご飯作りたい!』
「朱音…気持ちは嬉しいが、お前にはお前の生活があるだろう?」
そう言われるのは分かっていた
『だから休みの間だけ。お願い』
お父さんはあたしの目をじっと黙って見て、しばらくするとフゥと溜め息をついた
「…何を言っても無駄なようだ。その目はお母さんにそっくりだからな」
『ありがとう!』
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