第2章 招集された3人の作者
車を停めたパーキングのところまで歩くなか、ちぃーたんは、先ほど選んだ手紙を読む。
【指令。戦国時代の家康公と恋人設定でのX'mas】
「クリスマスといえば……すぐ思いつくのが、サンタ、ケーキ、イルミネーション、プレゼントだけど……戦国時代だしな。でも、恋人設定ならプレゼント要るし……でもそれなら、家康しゃんと姫ちゃんのプレゼント……何にしよ……」
話の内容をぶつくさと一人で喋っていた。
だが、それよりも……
「(てかてか!苺まるけ様とchocola☆彡様とのコラボ!?夢じゃないよね!?)」
コラボのことに浮かれていた。
憧れと尊敬している大ファン二人の書き手様とのコラボ。
これは夢なのか…?と不安になり、夢じゃないことを確かめるために、頬をつねる。
頬の痛みに、夢じゃないことを理解し、周りの目も気にせず、その場でガッツポーズ。
軽い足取りで、パーキングまで向かう。
全く別の場所に暮らす三人。
しかし、想いは一つ……
『イケメン戦国』
そのなかでも、一際「天邪鬼」に愛を注ぐ三人が
夢のコラボを繋ぐ……。