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似てる私たち

第3章 いずっくんとの新しいお友達


いずっくんのお家に来てはや一週間が経過していた。
定期的になる電話からの着信音はいつも焦凍くんでいつも楽しそうにでも悲しそうなお声が聞こえる。
一週間が過ぎてもまだ両親からの電話はない。


いずっくんママは私を心配していっぱい声をかけてくれる…いずっくんの優しさはきっとお母さんから受け継いだものだと思う。まぁお父さんを、見たことがないからなんだけども。

緑「風水ちゃん風水ちゃん!」
『なぁに?』
緑「あんねあんね!オールマイトのね!」
いずっくんは相変わらず元気である。私はこの笑顔に救われていたりする。
でも相変わらずオールマイトオールマイトだなぁ…。
実は今日、いずっくんのお友達が遊びに来るらしい。
ご近所さんの男の子らしい。いずっくんに聞くと「強い!すごい!」しかわからなかった。

ピンポーン…軽快な電子音が響くいずっくんが「かっちゃんだ!」と叫び駆け出した。
私も訳のわからないまま一緒に駆け出した。
いずっくんが玄関をガチャリとあける。
私はすこし緊張していたのもあり柱に隠れている、

「遊びに来てやったぞデク!」
緑「もう!デクってやめてよぉ!」
『デク…?』
「あ?誰だ?」
緑「あ!紹介するね!従姉妹の風水ちゃんだよ!」
それでこの子がかっちゃんだよ!といずっくんは教えてくれるけど…

『…いずっくん…デクって?』
勝「あ?知らねえのか?デクってのはなにもできないやつのこと言うんだぜっ!」
緑「もぅ!やめてったら!」
『…知ってるよ…木偶の坊ってうもんね…それならいずっくんはデク何かじゃないよ。』
勝「…あ?」
『いずっくんはいずっくんの取り柄があるよだからデクじゃないよ。』
勝「…なめてんのか?」
『なわけないじゃん。ただバカなこと言われて腹が立っただけ。』
勝「こいつっ…!」
『かっちゃん…だっけフルの名前は?』
勝「あ?」
『名前は?言えないの』
勝「んなわけないだろ!?…かつきだよ。」
『ふーん…ならばかつき』
勝「あ!?なんだと!?」
『ほら怒るじゃん、自分がされて嫌なら人にしちゃ、メッ!ですよっ!』
勝「っ!?…悪かったよ」
緑「!?いやっ…いいよ!大丈夫だから!ねっ!」
『…いずっくんがいいならいいけど…嫌がらせなんかしたらパンチの刑です!』
勝「…ああ。」
緑「?かっちゃん?顔赤いよ?」
勝「うっせ!」
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