第1章 ヤキモチにはご用心
天side
あの場にいた人たちに嫉妬した。
彼女のあの姿を見ていたと思うとむかついた。
だから、ついいじめてしまった。
「お願い、します…天くんので、シて……」
……まさかこんなに可愛いおねだりが返ってくるとは思わなかったけど。
彼女は自ら脚を開きボクが欲しいと懇願してくる。
少しいじめ過ぎたと後悔した。
こんな風に誘われたらボクが我慢できない。
「いいよ、シてあげる。でも……気絶しないでよ」
まだボクは怒ってるからね。
ベルトを緩め苦しくなったズボンのチャックを下ろし自身を出した。
そして、彼女の脚を掴みもうドロドロになったソコに自身を押し込んだ。
「あ、あぁ、天く、きもちいよぉ…!」
彼女は涙で顔を濡らして悦ぶ。
「もっと、もっと、欲しい……」
綺麗な腕がボクの首に回る。
彼女もここまで欲しがっているのだから、どうやらボクが我慢する必要は無いらしい。
「もちろん、全部あげるよ。その代わり、約束して」
「やくそく…?」
「仕事であんな撮影をするときはちゃんとボクに報告すること、撮影中はボクだけのことを考えること、いい子だから守れるよね……百合?」
「うん、うん、やくそくするからっ…はやくっ」
「ふふっ。よくできました」
ボクは彼女の中を思いっきり深く突いた。
さっきまでしつこく愛撫したせいか、彼女の中は熱くて、トロトロでボクを締め付けて離さない。
「満足するまでたっぷりあげるからね……」
この行為を始めてどれくらいが経ったんだろう。
彼女はもう数えきれないくらい絶頂している。
というか、ずっとイきっぱなしだ。
でも、ボクは1回もイっていない。
彼女はずっと喘いでいたせいか、もう声がガラガラだ。
「あ、あ、も、むり」
「はぁ、まだイけるでしょ。もっと感じなよ」
さっきよりも激しく突く。
彼女はまた身体を痙攣させ、ぐったりとしてしまった。
そろそろ彼女も限界なのかと思ったとき、首に回された腕に力が入り引っ張られたと思うと、キスをされた。
触れるだけの軽いキスだったけれど、彼女の愛がすごく伝わってくるキスだった。
「すき…すきよ、天。愛してる……」
全く…君はいつも想定外のことをしてくるんだから。
「ボクも愛してる、百合」
彼女は嬉しそうに微笑むと、また「すき」とうわごとのように繰り返した。
そして、ボクもついに限界がきて彼女の中に精を放った。