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あまりにも優しくて、どこまでも冷静な

第1章 視聴覚準備室


「やだ…やめてください。いや…!」

「大人しくしてくれれば痛いことしないからさ…」

 薄暗い視聴覚準備室。埃くさい独特のにおい。ゴチャゴチャと狭い部屋。座り込んでいる床がひどく冷たい。
 私はいま、教師に犯されようとしていた。

「先生、やめて、やめて下さい…お、大声出しますよ」
「聞こえないよ。放課後にこんな所に人こないし、防音だし、それに視聴覚室に入るドアには鍵かけてあるしね…」

「やだ…やだ…」
「はは…桃浜、泣き顔も可愛いなあ〜。前から好きだったんだよ…」
 そう言って先生は私の肩を掴んだ。

「やっ…!」
「桃浜、処女…?桃浜のはじめてを貰えるなんて、嬉しいなあ〜。大丈夫だよ痛くないようにするからさ、ホント。さっきお茶飲んだろ?気持ちよくなる薬入れてあるから…」

 そうなのだ。放課後先生に呼び出されてお茶をごちそうになって、手伝って欲しいことがあるからって、この部屋に連れ込まれたのだ。
 頭がぼーっとして身体が上手くうごかせない。これが薬の効果なのか。ああもう、知っていればあんなにお茶をガブ飲みしなかったのに!

「心配しないで。ちゃんと避妊するからさ。ホラ、用意してあるんだよ」
 先生はポケットから小袋を取り出した。
「ほら桃浜、保健の授業だよ。これが何だかわかる?これはね、コンドーム。まあこれくらいは知ってるよなあ。じゃあこっちはどうだ?」
 錠剤の薬が入ったシートを私の目の前に突き出す。
「アフターピル。セックスし終わった後に飲む避妊薬だね。男はゴムをして、女はピルを飲む。これでバッチリ幸せ家族計画。先生は桃浜の身体のこと大切に思ってやってるんだよ〜」
 
 私は先生の手からそれらをたたき落とした。

「や…だ…変態…!」
「そんなこと言われるとますます興奮しちゃうよ…」
 先生の手がブラウスのボタンを外す。抵抗しようとしても身体が震えてしまう。素肌に手が触れるたびに、ゾクリとした感覚が襲って来る。次にキャミを、そしてブラを、あっというまに脱がされてしまった。
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