第24章 いざ!出陣!【24】
それから私も山伏さんと一緒に道場を出ると途中でお風呂へ行くと言う山伏さんと別れ茶室へ向かった
茶室を覗くとまだ誰も居なくて浦島君達はまだ入浴中のようだ
彼らが来る前に今度は広間へ向かった
広間につくと
『鯰尾君居るー?』
鯰尾君を呼びながら広間に入るとすぐに返事が返ってきた
鯰尾「えっ?俺ですか?ここですよー!」
鯰尾君が手を振っている隣には骨喰君も一緒にいた
彼らの所へ近付いて行くと同田貫さんから声をかけられた
同田貫「大丈夫だったか?」
亀甲の暴走を心配して声をかけてくれたようだ
『あっ!同田貫さん大丈夫だったよ♪貞ちゃんと物吉君が亀甲担いでお風呂連れてってくれた』
同田貫「大丈夫だったら良いけどよ」
『うん!ありがとね♪』
私は同田貫さんと話ながら鯰尾君達の近くに来るとそこへ座った
鯰尾「何かあったんですか?」
鯰尾君は私と同田貫さんの話が気になったようで
『今ね、亀甲の所に行って来たの、それで亀甲が暴走しないか同田貫さん心配してくれたんだと思うの、でも大丈夫だったよって話♪』
鯰尾「そうだったんですね!それで俺に何か用ですか?」
『そうそう!今、亀甲の所行って来たって言ったでしょ?山伏さんと亀甲の勝負どっちが勝ったと思う!?』
鯰尾「ああ!それ気になってたんですよ!どっちが勝ったんですか!?」
『山伏さんの勝ちー!』
骨喰「ふっ♪」
鯰尾「そうだったんですね!」
『そうなんだよ!見に行ったら亀甲、大の字になって倒れてた♪そして今、骨喰君笑ったね?』
骨喰「あぁ、勝敗のわからない闘いだったからな、俺も気になっていた」
『だよね♪しかし山伏さんの筋トレについていける人っているのかな?』
鯰尾「いないと思いますよ?」
骨喰「いる」
私・鯰尾『「えっ!?誰!?」』
骨喰「山伏」
私・鯰尾『「ぷっ♪あははっ♪」』
鯰尾「確かにそうですね!」
『うん!山伏さんには山伏さんを!目には目を!歯には歯を!的な?』
鯰尾「あははっ♪何ですかそれ♪」
骨喰「山伏に恨みでもあるのか?」
『恨み!?そんなのないからね!?』
すると背中にドンッと小さな衝撃と同時に小さな手が首に巻き付いた
小夜「復讐するなら僕を連れてって」
『小夜ちゃん!?』