第24章 いざ!出陣!【24】
『薬研君、笑わないで聞いてくれる?』
薬研「あぁ、何だ?」
『今日、起きたら畳の上で寝てたから、その跡がまだ消えてないのかも…』
薬研「ははは♪また寝ながらゴロゴロとあちこち転がってたのか?」
『うん、そうみたい…ってやっぱり笑った!』
すると薬研君の手が、今度は私の額に触れた
薬研「悪い、巨大イモムシを思い出してしまってな。熱はもうないみたいだが、大丈夫か?」
『うん!大丈夫だよ!』
薬研「それなら良いが何かあったらすぐに言ってくれ」
『うん!ありがとう』
そうして薬研君は私の額から手を離すとわーわー騒いでいる信濃君と後藤君を静めるべく二人の所へ行ってしまった
一方私は広間を見渡すと探していた人を見つけた
そして彼に近付くと
『浦島君?』
浦島「あっ!主さんどうしたの?」
『浦島君に謝りに来ました』
私は浦島君の前で正座をすると浦島君も私の方へ向き正座した
浦島「主さん俺に何かしたの?」
『しました…だから何でもするから許して下さい!』
私は額が畳に当たりゴズッと音をたてるほどに勢い良く頭を下げ土下座した
浦島「ちょっと、主さん!?俺に何したの!?心当りが無いんだけど、とりあえず顔上げてよ。何したのか話してくれなきゃ俺だって許すも何も出来ないよ?」
『うぅ…』
私は俯いたまま体を起こすと膝の上で手をギュッと握った
浦島「で?何したの?」
浦島君が私の顔を覗き込む
『あのね、不動君じゃなくて浦島君だったの』
浦島「何が?」
『私の後輩1号君』
浦島「ぁあ!そうだよね?俺もおかしいなって思ってたけど、でも違うのかなって思ってみたりして…やっぱり俺だったよね?」
『はい、ごめんなさい…』
浦島「……………」
黙りこんでしまったから怒らせてしまったと思いチラリと見ると浦島君は難しい顔をしていた
『浦島君?』
急に何かを思いついたのか浦島君の顔が明るくなった
浦島「主さん!」
『はいぃぃぃぃぃ!』
浦島「あははっ♪主さん俺怒ってないから大丈夫だよ!でも、何でもするからって言ったよね?」
『もっ、もちろんですとも!何なりとお申し付け下さいませ!』
浦島「やったー♪へへっ」