第23章 いざ!出陣!【23】
ベッドから並んで顔を出す二人、それもまた可愛い
主、大丈夫?と二人が手を差し出してくれて、そんな二人の手を掴み立ち上がった
『ふぅ~びっくりした、二人が可愛い過ぎて』
加州・大和守「ぇえ!?ベッドから落ちてびっくりじゃなくて、そっち!?」
『もちろん🎵』
加州「ねぇ主、俺、毎日このベッドで寝たい」
大和守「僕も!」
『う~ん、でも毎日、夜になると清光達が居ないってなると騒ぎになるよ?夜は皆で本丸で寝ようね?日中なら好きなだけここで過ごしてて良いから』
加州・大和守「うん、わかった」
『ありがとう!よしっ、私、服持って行きたいから少しまとめてるね?二人はどうする?』
大和守「沢山あるなら手伝うよ?」
加州「俺、主の物、何か欲しいな」
『清光ごめんね?他の人達も欲しがるかもしれないから、家の物を持ち出すのは無しにしようね?』
加州「はぁい」
『安定もお手伝いは大丈夫だよ、そんなに服ないから荷物まとめたら一緒に本丸戻ろ?蔵の掃除も終ってないしね?』
加州・大和守「うん!わかった!」
すると二人はクッションを抱いてベッドに並んで座った
そんな二人の頭を撫でてから私はクローゼットから大きめの鞄を引っ張り出し服を詰め込んでいった
そうしてそれが終わった頃
チーン…
『ん?仏壇の前に誰か居るのかな?安定、清光、私、仏壇見てくるから本丸戻る時呼ぶね?それまで好きにしてて』
加州・大和守「はーい!」
私は仏壇がある部屋へ行くと、そこには仏壇の前で手を合わせている三日月さんがいた
『三日月さん?』
三日月「主か、この写真は両親か?」
三日月さんは仏壇に飾ってあった小さな写真たてを手にとりみつめていた
三日月さんの隣に座り一緒に写真を覗きこみ、うん、そうだよ、と答える
三日月「ほう、では主の両親に挨拶しないとな?」
『挨拶?』
三日月「主の両親よ主は俺が必ず幸せにするぞ」
『ぇえ!?』
加州・大和守「ちょっと待ったぁー!」
加州「それは俺の役目!」
大和守「何で清光なの!?僕でしょ!?」
小狐丸「抜け駆けは許しませんよ」
一期「各個撃破と洒落こみますか」
長谷部「主命とあらば!あっ!主命ではなく主を幸せに出来るのは俺だけだ!」
『やめろー!』