第8章 いざ!出陣! 【8】
私は襖を開けると
『薬研君、何かお手伝いする事ないですか?』
薬研「大丈夫だ、燭台切が半分持って来てくれたからな!」
と薬研君は後ろを振り返るので私もつられて薬研君の後ろを見ると………
『(ひぃ~~~~~!何かいるぅ~~~!)』
燭台切「やぁ!君が新しい主かい?初めまして僕は………」
『ごめんなさいぃぃぃ!』
私は謝って逃げると小狐丸さんの後ろに隠れた
燭台切「あれ?僕、何かしたかな?」
薬研「ぷっ!あはははは!燭台切、大丈夫だ、大将はすげー怖がりでな、ビックリしただけだ。気を悪くしないでくれ。」
燭台切「そうだったんだね。僕もビックリしたよ。じゃあ朝食が冷めない内に食べて欲しいな。」
そうして二人が部屋に入って来ると、私は小狐丸さんの後ろに隠れたまま小狐丸さんの服をキュッと握ったら小狐丸さんは少しだけ振り返ると自分の髪を私の首にフワリと巻いてくれた
それを見ていた長谷部さんが近づいてきて背中をさすってくれた
薬研「大将~隠れてないで出てこい。燭台切が作った飯はうまいぞ!」
私はうつむいたまま長谷部さんと、小狐丸さんの間に姿を出した。