第20章 いざ！出陣！ 【20】

太鼓鐘「みっちゃんがバーベキューの食材準備してくれるなら俺もこっちで何か手伝わないとな！主庭行こーぜ！」


『貞ちゃん✨ありがとう！んじゃ行こっか？貞ちゃん、後でハグさせてね？』


太鼓鐘「何でだよ／／／！？」


『良い子で天使だから🎶』


今剣「太鼓鐘だけズルイです！僕もお手伝いしますよー！岩融行きましょう！」


岩融「がははははっ！そうだな！」


岩融さんは今剣君を肩に乗せて広間を出て行った


髭切「僕も手伝いしないとね？主にハグしてあげたいからね？」


膝丸「兄者？（自分から手伝いしたら主にハグ事出来ると思っているようだな…）俺も手伝いしよう」


『お宝兄弟何か勘違いしてないかな？』


薬研「大将？あまり安売りは良くないぜ？まぁ大将からのご褒美は俺っちが頂くがな」


『ちょっと薬研君！？ご褒美ってなに！？』


秋田「ご褒美🎶ご褒美🎶」


信濃「大将ー！俺の懐、開けといてねー！」


天使達がゾロゾロと広間を出て行った


蜂須賀「主？指名した俺には特別なご褒美があるんだろ？」


『………ご褒美ってなに！？私もご褒美欲しい！』


すると背中に誰かが体当たりしてきたと思ったらその手がお腹にまわされた
その手を見ると小さな可愛い手だった


『この手は小夜ちゃん！？』


小夜「うん」


小夜ちゃんはひょっこりと顔を出した
そんな小夜ちゃんに向き直り抱き付いた


『小夜ちゃん！小夜ちゃぁーーーん！ご褒美だ💓』


小夜「うん」


『ウハッ💓小夜ちゃん皆と一緒に行ったと思ってた💓抱っこして良い？』


小夜「うん」


小夜ちゃんは私に向かって腕を広げた
そんな小夜ちゃんを抱上げると長谷部さんがいじけているのが見えた


『小夜ちゃん、私これから小夜ちゃん抱っこしたまま走るからしっかり掴まっててね？』


小夜「うん、わかった」


すると小夜ちゃんは私の首に抱き付いた
それから長谷部さんの方へ向き叫んだ


『長谷部さーん！一緒に準備するの手伝ってー！庭まで競争だよ！負けたらケツバットだからねー！よーいどん！』


私は小夜ちゃんを強く抱き締め広間を飛び出した


長谷部「ぁあ！主！？」


長谷部さんは慌てて広間を飛び出した


太鼓鐘「俺のハグ小夜にとられた」


蜂須賀「俺のご褒美はどうなるんだ？」