第20章 いざ!出陣! 【20】
私は広間へ向かっていた足を止めると
一期「主殿?どうされました?」
鶴丸「おいおい!また何か思い付いたんだろう!?」
『凄い!鶴丸なんでわかったの!?』
鶴丸「はぁ~もう少し大人しくしててくれないか?」
『なんだとっ!?さっきみたいに跳んだり落ちたりしないから!』
一期「主殿、今度は何を企んでいるのですか?」
『一期さん、物凄く素敵な笑顔だけど言い方にトゲがあるよ!トゲがっ!』
一期「主殿が余りにも言う事を聞いてくれないのであれば、御覚悟してもらいますからね?」
『だからもう跳んだり落ちたりしないからって言ったじゃん!一期さんの笑顔が怖いよぉ!………ねぇ?一期さん?御覚悟ってなにするの?』
一期「そうですね、私と1日中、愛を語り合ってもらいましょう」
『はい!ごめんなさい!一生大人しくしてますっ!』
鶴丸「はははっ!一期がイヤなら俺がいるぜ?」
『やめろ!何でそうなる!』
私は来た道を戻り大典太さんとソハヤさんへ駆け寄り二人の手を握ると二人を引っ張って広間へ向かって走り出した
大典太「っ!?」
ソハヤ「なんだ!?どこへ行くんだ!?」
『広間だよ!皆が待ってるから行くよ!鶴丸と一期さんは、3分位経ったら来てねー!』
鶴丸・一期「3分?」
鶴丸「3分で何をするつもりなんだ?」
一期「わかりませんが、3分経ったら広間へ行きましょう」
そうして私は大典太さんとソハヤさんの手を引っ張って広間へ駆け込んだ
『ただいまー!』
天使達「おかえりなさーい!」
『ぐはっ!天使達可愛すぎる…』
三日月「はっはっはっ!やっぱりその二人を連れてきたか」
『わかってたんだ?』
小狐丸「皆、気付いてましたよ」
『え~鶴丸がソハヤさんで一期さんが大典太さんに変身したよ!って言っても?』
加州「主、それは無理があるでしょ?」
大和守「うそ、バレバレだよ」
『そうなんだ?残念、皆驚くかと思ったのになぁ~』
鶴丸「おーい、戻ったぞー!」
『あっ!二人ともお帰り!』
一期「主殿?3分で何をしていたのですか?」
『鶴丸と一期さんがソハヤさんと大典太さんに変身したよ!って言ったけどすぐにウソだってバレた…』
鶴丸「当たり前だろう!」