第15章 いざ!出陣! 【15】
燭台切「はい、ついたよ?」
『ありがとう!楽しかった✨さてと、私は何をしようかな?よしっ!全部やるっ!』
台所につき、お盆から降ろして貰うと私は腕捲りをした
すると腕捲りをした袖をスルスルと下ろされる
堀川「主さん、水仕事は僕達がやるから、拭き終ったお皿、片付けて貰って良いかな?」
『ヤダッ!私が全部やるっ!』
歌仙「ヤダッ!って…主?皆でやった方が早いだろう?」
『そうだけど!私何もしてないからこれ位させてよ…うぅ~…』
三人は顔をみ合わせ、やれやれと溜め息をつくと、仕方ないと苦笑いした
堀川「じゃあ、主さんにここは任せようかな?僕達は食材の在庫確認してるから何かわからない事があったら声かけてね?」
『ゎあ~ありがとう!』
そうして私は皿洗いにとりかかった
三人の在庫確認などうそである何故なら台所を任されている彼等は常に在庫を把握しているからだ
それでも私の気持ちを優先しお肉や卵、野菜の確認をしてくれていた
燭台切「卵とお肉はまだ大丈夫そうだね」
堀川「野菜が少し足りないかな?」
歌仙「後で畑に収穫しに行こう」
『(ここは居心地が良いなぁ~)ふふっ🎵』
歌仙「なんだい?突然笑い出して、気味が悪いね?」
『え~…だって凄く居心地良くて思わず笑い声が出ちゃった』
そうして私は洗い終ったお皿の最後の一枚を拭き終わった
『堀川君、この皿、片付けるとこどこ?』
堀川「こっちだよ!」
結局最後の片付けは三人も手伝ってくれた
『終ったー!ありがとね?三人はこの後、何か予定あるの?』
燭台切「僕は畑に野菜採りに行ってくるよ」
『ゎあ~大収穫祭!私も手伝う!堀川君と歌仙さんは?』
堀川「僕は皆の布団を干そうかな?」
歌仙「僕は洗濯してくるよ」
『ゎあ~今日、天気良いもんね!それも手伝いに行くからね!』
三人はまた顔をみ合わせ、私に近寄ると、堀川君は私の両手を握り
堀川「主さん、ありがとう」
堀川君が私のおでこにチュッとキスをすると光忠と歌仙さんも私の肩に手を乗せ頬にチュッとしてくれた
『わわっ、やっ!やっぱり居心地悪いー!』
私は走って広間へ逃げた
堀川「はは!主さん照れて可愛かったね」
燭台切・歌仙「そうだね」
そうして三人も広間へ向かった