第19章 "飛べ"　黒烏

月「(...今日はやたらグイグイ来るな)
...こっちにもやり方があるから
トスは一定にしててほしい
..."考えてる"のは君だけじゃない
相手の守備の形自分が今日よく
決まっている攻撃皆何かしら考えてる
日向ですら一応何か"考えてる"から
普通の速攻も使えるようになったんデショ
"辛うじて"だけど」


日「Σ"ですら"って何だ!辛うじてって何だ!!」


菅「まあまあまあ」


影「わかった」


月「Σ!?随分素直だね今日大丈夫!?」


影「どっちがいいかやってみないとわかんねーし」


菅「(月島は多分真っ向から向かって来る相手に
慣れてなくて逃げれないんだよな)」


澤「Σこのセット絶対獲るぞ!!」


烏野全
「「「「Σオオッ」」」」


タイムアウト終了


"月島へのトスを一定に"


月「!」


松「(Σフェイント...!!)」


木「Σうおっしゃああ!
ブロックま後ろがら空きゾーン!」


成「やりおった!」


木「ハラ立つーっ」


縁「おー...
直前まで強打かと思った...」


菅「ナイス!!
月島は相手を出し抜いた時に
イキイキするなよなぁ～」


日「イキイキ?」


山「分かり辛いけど
あれはけっこうノッてる顔!」


日「ほーーーっ!?」


その後も月島は上がるトスをスパイクせず
フェイントする


渡「(またフェイント!!)」


渡は月島のスパイクを警戒しはじめた


「やっぱ11番ブロック避けてるだけかも?」


「うちの監督だったら怒るよーアレ
逃げてんじゃねーサボってんじゃねー
つって」


田「ふんぬっ」


澤「Σ田中ナイスレシーブ」


田「Σスマンちょい短いカバー!!」


金「(やっぱりエースが来るか...!?)」


しかし影山が上げたのは月島!


渡「(また11番...!!)」


青城監督
「Σいかん!出過ぎるな!!」


青城コーチ
「Σ!?」


渡「!」


フェイントから強打!!
月島のスパイクが決まり
烏野がマッチポイントを迎えた