第19章 "飛べ" 黒烏
2-2 ここで徹のサーブのターンがきた
嶋「おっ」
滝「んっ!?
サーブレシーブ...二人体制...!」
嶋「Σなるほどローテ回して
スタートしたのはこの為か!」
滝「及川君のサーブの時に
"このローテーション"を持ってくるため!?」
『そうです
ただ練習でこのフォーメーションを
やった事は無いので繋心も
賭けに出たんだと思います』
後衛にレシーブ巧者の夕と大地
――と同時に攻撃力の高い二人...
龍はスパイクが打ちやすいレフト位置
後衛の旭がバックアタックに飛べる位置にいる
澤、西
「「Σ来い!!」」
徹のサーブは大地に向かって来た
菅「Σ大地」
烏「っしィ!!」
菅「大地ナイスレシーブ!!」
徹のサーブを一本目で切ると言う事は重大な意味がある
間違いなく今大地が上げた貴重なレシーブを
決めれれば重い一点になるはずだ
重要で同時にプレッシャーのかかる一本
ここは――
菅「田中!!」
烏「うおっ」
烏野全
「「「「Σしゃああぁ!!」」」」
「おお!?及川のサーブ一本で切った...!」
及「...さすが主将君」
『まずは第一関門突破かな』
烏「Σ食らいついて放すなよ!!!」
17-15 試合は一進一退
ここで影山が呼ばれた
菅「(.....あとワンプレー...かな)」
東「スガ」
菅「!」
東「次の一本俺に寄越せ絶対決める」
菅「...!おう!!」
旭は宣言通りに重いスパイクを相手コートに打ち落とした
「すっげー...」
ピーーーッ ここで烏野高校メンバーチェンジ
IN 9番 影山(S)
OUT 2番 菅原(S)
菅「...ちょっと悔しいけど
俺のトスとお前のトス
打ってる時の日向の顔が違うんだ
...わかってると思うけど」
影「?」
菅「うちの連中はちゃんと皆強いからな」
影「!....ウス」
菅「よし!勝―――......勝つぞ」
影「——ウス」
烏「青城と互角に渡り合ったじゃねーか」
菅「うちの連中は強いですから」
烏「でもアレだな
次ん時はセンター線積極的に使ってもいいかもな」
菅「——...
Σハイ!!ありがとうございます!!」