第7章 音駒でハロウィン!その後(ハロウィンほぼ関係なくね?)
『研磨くん、おじゃまー』
「あれ、ツクル……なにしに来たの?」
『研磨くんの顔を見にきた』
「……じゃあ、もういいよね。ばいばい」
『待ってごめんっ、それだけじゃないから強制終了ヤメて!』
「はあ………なに?」
『はいっ、ハッピーハロウィーン!』
「お菓子?」
『そ、リンゴのミルフィーユ!今の時期おいしいリンゴが手に入りづらかったけど特注しただけのことはあると思う』
「ふーん」
『あ、もちろんアップルパイもあるからなー。今日はどっち食べる?』
「両方」
『わかった、1個ずつな。残りは冷蔵庫入れとくから、じゃあまた明日ー…』
「帰るの?」
『え?』
「もう少し、ここにいて」
『…け、研磨く』
「あ、来た」
『え』
「筑流っ、お前ちょこまか逃げ回りやがって…研磨よくやった!」
「クロ、約束のゲーム」
『え』
「わかってるって、今度の休みでいいだろ」
「うん、よろしく」
『クロてめえ研磨くん買収しやがったなコノヤロー!!』
「お前が逃げるからだろうが!!」
「……うるさい」
『一瞬、研磨くんがデレたかと喜んだじゃねーか!人の気持ち弄びやがってええ!』
「知るか!今日俺たちの写真撮って売りさばこうとしてたヤツがなに言ってんだ!」
「……ツクル…気持ち悪いし、なにやってるの」
『違うんだ研磨くん!これには海よりも深い事情が』
「今月ピンチとか言ってたな、たしか」
「………」
『てつろぉおおお!!』
「本当のことだろ!!」
『2人とも、早く帰って』
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この後、ブチギレした研磨に追い出される2人。
筑流くんは黒尾から逃げながらメールで謝り倒すけれど結局、ゲームが欲しい研磨にお願いされて猫耳写真は封印…。
『でも、普通の写真なら売ってもいいよな!』めげない筑流くんにハッピーハロウィン!